りょう香はこんな団体です
障害者総合支援法が制定され、障がい者が安心して生活していける環境が整ってきました。しかし、障害とひとくくりにしても、一人一人の持つ障害はそれぞれ違います。
私たちの活動の柱は、一人一人のその人らしさを大切にした個別化の重視です。そのためには、支援する側に、一定の知識と技術と、人権という普遍的な価値観が必要であるという理念の基に活動します。
「声なき声の代弁者となりなさい。」
「社会福祉を実践する人には、冷たい頭と熱い心の両方が必要です。しかし、どちらか一つ選ぶならば熱い心を選びなさい。」
生涯、社会福祉の第一線で活躍された方の言葉です。この言葉を踏まえ、障害のある人の半歩前を歩きながら、声なき声に耳を傾け、共に悩み、喜び、時に迷いながらも、道行を共にしていくという姿勢を持ち続けます。小さい時から成人後も、地域の中で当たり前に生活していけるよう支援していくことを目指します。
かつてイギリスの社会福祉理論家のティトマスが同じ福祉と言っても、それはどう使われるか。それによって
- 人権を保障することになるのか
- 人を選別することになるのか
ふたつの方向に分かれると述べています。
今後、日本の福祉の展開の中で、私たちの活動が前者の実践を、小さくても確実に継続し続けるために、NPO法人としてりょう香を設立することとしました。